「今日の夕飯、何にしよう?」。献立を決めるだけでなく、冷蔵庫を見て、買うものを考えて、家族の好みに合わせる。食事を作る前にも、決めることはたくさんあります。
42歳の会社員で、妻と3人の子どもと暮らすテッダです。今回は、5人家族の夕食3日分と買い物リストを、AIにまとめて相談するための指示文を用意しました。まず案を出してもらい、家の事情に合わせて直す使い方です。
この記事は実践前の使い方ガイドです。実際に買い物・調理して時間や食費が減ったという検証結果は、まだ掲載していません。
「献立を決める負担」に、AIを試す理由
子ねくとラボが2026年9月3〜5日に行った調査では、給食のある保育施設に通う未就学児を育て、家庭の献立づくりや買い物を主に担う保護者109人のうち、89.9%が平日の献立決めから買い揃えるまでを負担と回答しました。給食と夕食の食材やメニューの重複を避けたい人は86.2%でした。
これは特定の条件の保護者を対象とする調査で、すべての家庭に当てはまる数値ではありません。また、AIを使うと負担が減ることを実証した調査でもありません。ただ、献立だけでなく、在庫・買い物・給食との重複までまとめて考える題材には、試す意味があると考えています。
出典:子ねくとラボ「未就学児家庭の献立・買い物実態調査」(2026年9月29日公開)。調査概要と結果の原文。確認日:2026年10月14日。
最初にメモするのは、6つの条件
「おすすめの献立を教えて」だけでは、家で作れない案が出ることもあります。次の条件を短くメモしてから、普段使っているAIに相談してみましょう。新しい有料サービスを契約する必要はありません。利用できる範囲で試してください。
- 人数と食べる量:大人2人・子ども3人。子どもの量は、普段の食べ方を目安に指定。
- 在庫:冷蔵庫や棚にある食材と、おおよその量。
- 買い足し予算:3日分で使いたい金額。在庫の費用を含めるかも決める。
- 調理時間と道具:1日何分を目指すか、使える鍋・フライパン・電子レンジなど。
- 好みと避ける食材:苦手なもの、使わないもの、辛さなど。
- 予定と給食:外食する日、帰宅が遅い日、分かれば給食の主菜。
給食はメニュー名だけを手入力すれば十分です。学校名、子どもの名前、住所などは入力しない形にできます。分からない項目は「不明」と書き、AIに想像で埋めてもらわないようにします。
コピペ用:夕食3日分と買い物リストの指示文
角括弧の部分を、自分の家の条件に置き換えて使ってください。AIの回答例ではなく、入力するためのテンプレートです。
大人2人と子ども3人の、夕食3日分を一緒に考えてください。 子どもの食べる量の目安:[普段の量] 在庫:[食材名とおおよその量] 買い足し予算:[3日分の金額。在庫分は含む/含まない] 調理時間の目標:[1日○分] 使える道具:[鍋、フライパン、電子レンジなど] 苦手・避ける食材:[食材名。不明なら不明] 予定:[帰宅が遅い日など] 給食の主菜:[分かる日だけ。不明なら不明] 在庫を優先して使い、給食で分かっている主菜との重複はできるだけ避けてください。 分量や条件に不明点があれば、献立を作る前に質問してください。 次の順番で出してください。 1. 3日分の献立表(主菜・副菜・使う在庫) 2. 各日の材料と分量、作業手順、調理時間の目安 3. 3日分を合計した買い足しリスト(食材・必要量) 4. 買う前に私が確認すること 食材価格や調理時間は確定値として扱わず、見積もりの前提を明記してください。 予算内に収まるか確認できない場合は、そのことを伝えてください。 保存を前提とせず、基本は各日に調理する案にしてください。
最初の回答で決めず、家の条件に合わせて直す
AIが出した献立を、そのまま採用する必要はありません。大切なのは、回答の見栄えよりいつもの台所で作れるかです。特に気になるところを、一つずつ追加で伝えます。
材料が多すぎるとき
買い足す食材の種類を減らしたいです。今の3日分の献立を、共通して使える食材を増やす形に組み直してください。各日に必要な量と、3日分の合計量を分けて出してください。
帰宅が遅い日の手順が多いとき
2日目は帰宅が遅くなります。洗う・切る・加熱する・片付ける作業を減らす案に変えてください。使う道具と工程数も示してください。所要時間は目安として書いてください。
子どもの好みに合わないとき
子どもは[食材・味付け]が苦手です。同じ主菜を家族で食べやすいように、別添えや取り分けで調整できる案を出してください。難しければ別の主菜に変えてください。
買い物に行く前のチェック
- 在庫が二重に買い足しリストに入っていないか。実際の残量を見て確認します。
- 必要量と売っている量の差はないか。パック単位で買うと余ることもあります。
- 店頭価格で予算に収まるか。AIの概算と実際の価格は別です。高ければその場で代替案を考えます。
- 調理手順に抜けや無理はないか。加熱・保存・アレルギーへの配慮は、AIの回答だけで判断せず、食品表示や信頼できるレシピなどでも確認します。
- 給食との重複を避けるために、かえって手間が増えていないか。忙しい日は、条件を減らして作れることを優先してもよいと思います。
「ラクになったか」は、使ったあとに記録する
3日分を試すなら、スマートフォンのメモに次の項目を残してみてください。普段の献立決めの時間も、測れる日に記録しておくと比較の手がかりになります。3日だけの結果で、毎週同じ効果が出るとは判断しません。
- 使ったAIと実施日、入力した指示文
- 献立が決まるまでの時間(回答を読む・直す時間も含む)
- 修正した回数と、直した理由
- 実際の買い物金額。在庫分を含むかどうか
- 調理にかかった時間と、手順で困ったところ
- 家族が食べた様子、残った料理・食材
- 次も使いたいか、使うならどの部分だけか
費用を比べるときは、買った金額だけでなく、余った食材も一緒に見ると振り返りやすくなります。「献立は決めやすかったけれど、買い物リストの修正に時間がかかった」という結果も、大事な発見です。
まずは「決める作業」を一つ、相談してみる
献立づくりを全部任せようとせず、候補を出す、在庫を整理する、買い足すものをまとめる。その中の一つから試すと、使いどころを見つけやすくなります。
今回の指示文は、わが家でもこれから実際に試して確かめたい案です。買い物や調理の結果がそろったら、良かった点と困った点の両方を、別の検証記事で紹介する予定です。
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